46度の坂を駆け上がれ

乃木坂競馬部非公認公式ブログ 乃木坂46や競馬のことなどを緩く語るブログ 4ハロンの坂を46秒で駆け上がれ

6月13日(日)に走る乃木坂競馬部POG指名馬紹介

12日(土)は乃木坂競馬部POG指名馬からハイアムズビーチとセリフォスがメイクデビューを勝ちましたね。
指名者のゆうたろさん、RINOTさん、おめでとうございます。

さて、13日(日)も新馬戦は3鞍。さっそく指名馬紹介といきましょう。

 

札幌5R メイクデビュー札幌(12:15発走)

このレースには②グットディール、⑫ハマーフェイス、⑬ショットオブザデイが出走。

グットディールは5月6日に栗東坂路で49秒9という破格の時計を出した馬。最終追い切りは芝で軽めも、ラスト1F11秒6とスピードがあることを示した。
クロノジェネシスやノームコア、フサイチエアデールなどを輩出したラスティックベル牝系。
スピードの違いを見せつける。

最終追い切りで函館スプリントステークスに出走するシゲルピンクルビーと併せたハマーフェイス。厩舎のオープン馬と併せるということは、それだけ期待が高い証拠。
併せたシゲルピンクルビーと同じモーリス産駒。ちなみにモーリス産駒は、走っている数こそ少ないものの、札幌芝は6回走って[2-3-1-0]とすべて複勝圏内。血統的にも洋芝適性は高そう。

ショットオブザデイはセールで好評だったディーマジェスティ産駒。
追い切り本数や時計を見ると、やや乗り込み不足のような気はする。
種牡馬ディーマジェスティと新人調教師四位師とのニューフェイスコンビで上位を目指してもらいたい。

 

中京5R メイクデビュー中京(12:25発走)

このレースには②メリトクラシーと④ルショコラが出走。

メリトクラシーは坂路やCWで併せ馬を消化。スピード感ある動きを見せている。
種牡馬シルバーステート産駒。父に乗っていた福永騎手のもと、産駒初勝利をあげたい。

ルショコラは新馬から小倉2歳Sまで3連勝をしたマイネルグリットの妹。血統的には早い時期から動ける。
調教は本数を重ねるごとにいい時計。最後は一杯に追われて栗東坂路52秒5-11秒9と好時計をマークした。
初戦から。

 

東京5R メイクデビュー東京(12:35発走)

このレースには①アンビション、②フィフティシェビー、⑥ヴァーンフリートが出走。

アンビションは活躍馬多数のバレークイーン牝系の出。
今年はハービンジャーの当たり年ともいわれており、同馬も早くから動けている。
最終追い切りでは併せた相手を1秒8も離す内容。
雄大な馬体で圧倒する。

フィフティシェビーは母がBCディスタフなどを勝った米国の名牝Stopchargingmaria。そこにTapitだから、コロナ禍でなければいくらの値が付いただろうか。
血統的にPreacha×Yarnの全姉妹インブリードを持っており、そのインブリードからは米国三冠馬Justifyが出ている。
ダート向きとも思えるが、Tapit産駒は日本の芝でも良績を残しており、2歳時はむしろ芝の方が、という気もする。
入念に乗りこまれ、初戦から態勢は整った。

名門ソニンク一族のヴァーンフリート。
最終追い切りでは3頭併せで真ん中から先着と、根性のあるところを見せた。
時計も水準レベル。
能力の高さはここでも上位。

 

こんなところですかね。
やはりデビュー戦というのはハラハラしますね。
愛馬に声援を。
そして、全馬無事完走できるよう願いたいです。

6月12日(土)に走る乃木坂競馬部POG指名馬の紹介

先週からJRAでは新馬戦が始まりましたね。いわゆるメイクデビューですね。
誰ですか、なのださんがよく行くお店のことですね、というのは。

それはさておき、週末に出走する乃木坂競馬部POG指名馬の紹介ブログです。時間があるときはできる限りアップしたいですね。
では、発走時間順に札幌5Rからいきましょうか。

 

札幌5R メイクデビュー札幌(12:15発走)
このレースには⑥コラリンと⑬ブッシュガーデンが出走する。

コラリンは近親にシャケトラなどがいる良血馬。ダイワメジャーでHaloのクロスなら機動力がありそう。
函館に入れてウッドを利用した後、最終追い切りは芝。馬なりで軽快なスピードを見せた。
小回り短距離はいかにもの感。狙うは北海道の2歳重賞か。

ブッシュガーデンは最終追い切りで古馬を追走して手応え優勢と、なかなかの動きを見せた。
育成は今年の南関東クラシックで大暴れしたエクワインレーシング。獣医学的見地から合理的かつ効率的なトレーニングを施し、結果を出している。乃木坂競馬部的にはアシュリンを育成したところだ。そのエクワインレーシングでの育成中も評価は高かった。
血統的にはEl Pradoハードスパン(Danzig系)と重ねた母方に牝系がシーザリオリオンディーズを付けたというのは面白い。
社台系の良血馬相手にも勝負になる。

 

中京5R メイクデビュー中京(12:25発走)
このレースには③プレミアムスマイル、⑥セリフォス、⑩ベルクレスタが出走する。

プレミアムスマイルはルージュバックやポタジェの妹。
あまり強い追い切りはしていないが、馬なりで軽快な走りを見せている。
まだ緩さはあるが、血統面にも古馬にも先着する調教内容からも、初戦から走れる状態にはある。

セリフォスは、昨年はそれほどでもなかったが、2歳新馬で頼りになる川田騎手×中内田厩舎のコンビ。
最近時計が出るCWで一杯に追われたからとはいえ、6F走ってラスト1F11秒6は優秀。
馬体はいかにもダイワメジャー産駒という感じで、2歳の早い時期から動ける。

ベルクレスタはアドマイヤリードの妹。
最終追い切りは栗東坂路で52秒7(ラスト1F12秒1)と2歳6月では十分合格点の時計を出した。
先週の追い切りも一時期話題となったプルパレイを仕掛けて離すという好内容。
当然有力の一頭。

 

東京5R メイクデビュー東京(12:35発走)
このレースでは①キョウコウトッパ、⑪ハイアムズビーチ、⑮ラズベリームースが出走。

キョウコウトッパはきょうだいにゼンノジャスタやゼンノアンジュがおり、早い時期から動ける血統。
追い切りも早い時計こそ出していないが本数を重ね、入念に乗りこまれている。
名前はキョウコウトッパだが、背中の感触は切れ味がありそうとのこと。馬群を強行突破するか。

ハイアムズビーチは育成時から評価が高かった一頭。
入厩後も好時計を出しており、先週の芝での動きも良かった。
今が旬のシラユキヒメ牝系の白毛馬。一族の勢いに乗って、再び白毛旋風を巻き起こす。

ラズベリームースはミッキーワイルドなどの妹。マリスターⅡ牝系は堅実に走る仔を出す。
母父ファルブラヴ牝馬ということで、テンションをあげすぎないために強くは追っていないが、それでもスピード感あるところを見せている。
鞍上にルメールを配し、必勝の構え。
ちなみに馬主保坂和孝さんは、ブライトフラッグやクローストゥミ―などを所有している的場文男騎手をよく乗せる素敵な馬主。エクリプス日高という会社の社長で、静内のホテル運営や大井川鉄道再建などを手掛けている。ラズベリームースだけでなく、イチゴミルフィーユや猫舌カモミールティーなど美味しそうな名前を付けることでも有名。

 

どのレースも魅力的な馬が結構走りますね。
デビュー戦、無事に走りきってもらいたいものです。

乃木坂競馬部POG指名馬紹介② ペイトンドーロの2019(モネータドーロ)

乃木坂競馬部POGの指名馬紹介。
今回は牡馬ドラフト2位のペイトンドーロの2019(モネータドーロ)について書こうと思います。

 

牡馬2位:ペイトンドーロの2019(モネータドーロ)
父:ハーツクライ
母父:Medaglia d’Olo
生産者:ノーザンファーム
馬主:G1レーシング
厩舎:宗像義忠(美浦)

「今度お店で一口馬主をやることにしたんです」
なじみの競馬Cafe&Barでそんな話を聞いたのは、昨年の12月だったか、それとも、今年の2月だったか。
まあ時期はいい。その時一口として出資したと紹介されたのが、同馬だった。

ペイトンドーロの仔か。最初に思ったのは、そのことだった。
ペイトンドーロとなのださんには因縁がある。以前ペイトンドーロの仔ブルーアガヴェを乃木坂競馬部POG指名したことがあったのだ。
ディープインパクト産駒で馬主が金子真人ホールディングスという文字列を見れば、いやが上にも期待が高まるもの。ただ、POG期間中に1勝はしたが、期待ほどは、という成績だった。

母ペイトンドーロは米G2勝ち馬。ブルーアガヴェはパカパカファームで繋養されていた時の仔だ。
その後、ノーザンファームがペイトンドーロを購入。種付けからノーザンファームが行った仔となると、モネータドーロが初だ。
ブルーアガヴェのときにも述べたが、ノーザンファームがペイトンドーロの繁殖能力を評価していると個人的には思っている。そうであるならば、モネータドーロには期待できるのではないか。
事実、育成段階では新馬を完勝したコマンドラインを煽るくらいの動きを見せていたとか。
しかも、毛本ではノーザンファーム事務局長中尾さんの隠し玉として紹介。
早期に入厩し、追い切りでは長めを追われながら終いまで脚色は衰えなかった。
G1レーシングだからか人気はないが、スペック的には人気上位馬とも遜色がないようにも思う。

血統的には基本的にハーツクライ×米国血統という走るパターンの踏襲。そこに、Sadler’s Wellsというハーツクライとは当たれば大きいものが出る血が入っている。
もちろん、狙いはホームランだ。

そういえば、なじみの競馬Cafe&Barの惜しくも卒業した自慢の推しは話していた。
「お店オープン当時は一口馬主を始めるなんて考えられなかった。これも、お店を通じていろいろな人と出会えて続けてこられたから」と。
これも何かの縁。もう一度ペイトンドーロの仔を指名しよう。
目標は、まずはメイクデビュー勝ち。そして、東京優駿(日本ダービー)制覇。
ダービー制覇の喜びをお店の方や有識者と分かち合いたい。

乃木坂競馬部POG指名馬紹介① レキシールーの2019(ダノンスコーピオン)

先週から始まりましたJRAでの新馬戦。これに伴いまして、乃木坂競馬部POGも5年目のシーズンが始まりました。
今回は、乃木坂競馬部POGでなのださんが指名した馬の指名理由等を書いていこうと思います。

 

牡馬1位:レキシールーの2019(ダノンスコーピオン)
父:ロードカナロア
母父:Sligo Bay
生産者:ケイアイファーム
馬主:ダノックス
厩舎:安田隆行(栗東)

キラーグレイシスの2019(キラーアビリティ)を抽選で外し、牡馬のドラフト1位はこの馬に。
母レキシールーはハリウッドダービーカリフォルニアクロームの2着。その父Sligo Bayもハリウッドダービー2着ということで、芝中距離向きのスピードはある。
そのうえで、Sligo BayはSadler’s Wellsの仔であり、Ballade牝系であることを考えると、合いそうなロードカナロアを付けるためにケイアイファームが購入した可能性が高い。
事実、ロードカナロアが3年連続で付けられている。3年続いているということは、考えていた配合がうまくいって最初の仔の出来が良かったという可能性が高い。
その最初の仔であるダノンスコーピオン。父ロードカナロアも手掛けていた安田隆行師の評価もすこぶる高い。
追い切りでも時計が早くなっているとはいえCW83秒4でラスト1F11秒6は優秀。
現時点では短距離適性の方が高そうだが、2000mまでは勝ってもらいたい。
理想は朝日杯とNHKマイルカップ優勝。皐月賞掲示板。

 

「もし」を超えて ~第67回東京ダービーの予想~

「もし○○だったら」

競馬好きなら幾度もこのように思ったことがあるだろう。
もし逃げなかったら。もし出遅れなかったら。もし直線で内に突っ込まなかったなら。もし怪我をしなかったなら。などなど。

現実は変わらないのだし、「もし」を考えるのは生産性のない行為という人もいる。特に、負けたときなど、考えてもしょうがないと。
ただ、競馬はいくつもの「もし」で物語が彩られてきた。多くの人が夢を見、未来を想像し、過去を振り返り、いくつもの「もし」が生まれ、積み重なってきた。
その積み重ねが次の競馬界への原動力にもなり、競馬の魅力へとつながっていく。

 

今日は東京ダービー。宇宙一の祭典だ。このレースも、いくつもの「もし」で彩られてきた。
「もしマルゼンアデイアルが怪我をしなかったなら」
「もしナイキジャガーが怪我をしなかったなら」
「もし的場文男がシナノデービスではなくジヨージレツクスを選択していたなら」
「もし的場文男がパーティメーカーではなくラッキープリンスを選択していたなら」
「もしブルーファミリーが大外枠でなく、スタートで外に滑らなければ」
いくつもの「もし」。
そして、ずっと続く「なぜ」。なぜ的場文男騎手は東京ダービーを勝てないのか。

さらに加わる「もし」。もし、ランリョウオーが怪我をしなかったなら。
羽田盃の直線、確かに東京ダービーのゴールが見えた。的場文男騎手が東京ダービーを先頭で駆け抜ける未来が見えた。
しかし、現実は過酷だった。ランリョウオーの骨折。
それでも、的場文男騎手は今年も東京ダービーに挑む。39回目の挑戦。相棒をトーセンマッシモに代えて。

トーセンマッシモ。
キングカメハメハホエールキャプチャ芦毛馬。生産は千代田牧場
トーセンマッシモの牝系は日本の三大牝系のひとつであるビユーチフルドリーマー。そこからオーハヤブサが出て、オーハヤブサ千代田牧場の基幹牝馬となる。そこからチヨダマサコ、そして、ホエールキャプチャへとつながる。日本の競馬界の歴史がそのまま詰まっている。
思えば千代田牧場は、ナイキジャガーなどナイキを冠名としている馬主が懇意としていた牧場だ。たくさんの想いがこの血統には詰まっている。
正直、力量的には厳しい。
でも、的場文男騎手に合いそうというイメージはある。
外から好位に。あとは、がむしゃらに追うだけ。
これまで積み重なってきた「もし」が、たくさんの想いが、後押ししてくれるはずだ。

 

第67回東京ダービー

◎トーセンマッシモ 的場文男

 

その他の馬についても少し。

前日ギガキング一番人気というのはよくわかる。
クラウンカップでは一番強いレースをしたし、東京湾カップでは圧勝だった。
道営実績を考えれば羽田盃トランセンデンスと互角以上の評価はできる。

その隣にトランセンデンス。どちらがマークする形になるのか。
ともあれ、この2頭が中心となろう。

逃げるであろうアランバローズ。羽田盃はよく粘った。
距離不安はあるが、スピードは脅威。
距離不安を考慮して中間緩めるか、それとも肉を切らせてのハイラップを刻むか。

新興勢力、未知の魅力ならトーセンクロード。何より無敗。

前が有利な馬場だった羽田盃でよく追い込んできたセイカメテオポリス。御神本騎手が続投なら色気があるということか。あとは馬体が絞れれば。

ジョエルは椿賞、クラウンカップともに展開の利はあった。
それでも連勝の事実。地力アップの証拠であろう。
前が早くなるなら再度出番も。

その他、チサット、マカベウス、ブライトフラッグなど楽しみな馬がたくさん。

これが、宇宙一の祭典・東京ダービーだ。

この夢舞台に立った陣営への賛美を。これから始まる物語への祈りを。

願わくば、的場文男騎手の悲願が達成されることを。

信じること

安田記念には苦い思い出がある。といっても昨年のことだが。だから、より鮮明に残っているというのもある。

熱発明けだからと言う理由でグランアレグリアを無印にした。今まですべてのレースで本命にしたのに。

結果は、あのアーモンドアイを相手に完勝。

強いと思った馬は追い続けないと。

 

今回のグランアレグリア。ある意味昨年のアーモンドアイと同じ立場だ。

絶対的女王。ヴィクトリアマイルからのローテ。

ローテが詰まっていること、雨、中間やや脚に腫れが出たこと。不安材料はある。

それでも、最終追いきりを見れば、少なくとも走れる態勢にはある。

雨といっても、負けた大阪杯は初の2000mでかなりドロドロした馬場。道中ずっと外を回って4着なら、むしろ負けて強しの印象を抱いた。雨でも得意のマイルなら不安は少ない。

改めて信じることにする。

乃木坂競馬部POG2021-2022開幕!!6月5日(土)に走るPOG指名馬紹介

乃木坂競馬部POG2020-2021は、東京優駿をシャフリヤールが制したことにより、シャフリヤールを指名していたさのまんささんが逆転で優勝。乃木坂競馬部POGからダービー馬が生まれたのは良かったです。

そして、早くも5回目を迎えた新シーズンが始まります。
ここではメイクデビュー開幕日に出走する馬を紹介します。

 

中京5R メイクデビュー池袋中京(12:15発走)

乃木坂競馬部POGからは⑥クロニクルノヴァ、⑩スズカワールド、⑪ラクスバラディーが出走。

クロニクルノヴァは牝系がクロノジェネシスやノームコアと同じラスティックベル牝系。
気性面に課題がある上に、調教で長めを追われていないことから人気はあまりないが、前年関西最初のメイクデビューは、舞台が阪神と違うとはいえキズナ産駒(ダディーズビビッド)が人気薄で勝利。しかも、ダディーズビビッドと同じく母方にフレンチデピュティが入っている。
血統的には面白い一頭。

スズカワールドの母カカリアはエーデルワイス賞に出たように、2歳の早めから動けた馬。その後新潟1000mを勝っていることから、パワフルなスピードがあった。
そこにワールドエースということで、素軽さを注入。追い切りでの全体時計は水準級であり、併せ馬では常に先着。
初戦から。

おそらく一番人気になりそうなのがラクスバラディー。母リッチダンサーはバウンスシャッセコントラチェックを輩出しており、牝馬で走る馬を出すことに関して定評がある。
牡馬だと騙馬にしないといけない気性面が気がかりも、同馬は牝馬であるうえ現状は従順。
追い切りも好時計を連発し、期待大(併せ馬の相手に行方不明だったサンデールーカス(乃木坂競馬部POG2020-2021シーズン乃木なのださんドラフト2位)の名前がありましたが、また行方不明になったようです…)。

東京5R メイクデビュー東京(12:30発走)

関東最初の新馬戦には②メリーセンス、③コンクパール、⑦コマンドライン、⑪エレクトロワールドが出走。

メリーセンスは、森厩舎とはいえ、2歳5月に栗東坂路で51秒1という猛時計を出した。ラスト1Fが12秒9なので、決して前半飛ばしすぎてばてたわけではない。
ストリートセンスとなるとダート向きのようにも思えるが、かつては新馬戦なら芝でも好走しており、その仕上がりの早さから「新馬ストリートセンス」と一部で言われていた。
半信半疑の初戦から。

コンクパールはマル外の評判馬。
坂路で追われるごとに時計を詰めてきており、新馬から走れる態勢は整った。
American Pharoahアメリカの三冠馬であり、日本ではカフェファラオやダノンファラオなどの父としても有名。ダートで走るイメージはあるが、アメリカではむしろ芝での成績がいい傾向。左回りの広いコースは向いており、芝でも。

全国的にPOGで一番人気のコマンドライン。開幕日から出走してきた。
ステルヴィオあたりから開幕週の新馬はトレンドに。早めにデビューさせてその後は外厩調整、ゆったりローテというのが定着しつつある。
国枝師もルメール騎手もダービーまで楽しみという評判馬。追い切りも余裕十分の好内容。
血統的にも母コンドコマンドは米G1ホース、全兄アルジャンナは重賞2着3回の実績馬(トレデマンドとは)。
どう勝つか。

エレクトロワールドは山口ステーブルの基幹繁殖用に購入した良血マル外。父Into Mischiefはここ2年米国のリーディングサイヤー。堅実に走る仔を出すうえに、昨年はついにケンタッキーダービー馬の父にもなった。
前年似た様な経緯で購入したリフレイムはある意味衝撃的な内容で新馬勝利。リフレイムより気性面の問題は少なく、追い切り時計も好内容。
再び旋風を巻き起こす。

 

いよいよ始まる新シーズン。
まずは、POG指名馬はもちろん、指名されなかった馬も無事にデビュー戦を走りきってもらいたいです。