3日のメインレースは、秋のG1シリーズ開幕を告げるスプリンターズS。
おじさんからすると、スプリンターズSは師走の凍えた空気を切り裂いて行われるスプリント戦というイメージでしたけどね。
国営競馬が終わっても、岩手でダービーグランプリがあります。
今年はかなりの豪華メンバー。各地の3歳強豪が揃っての一戦となりました。
3歳チャンピオンが誰になるか、楽しみです。
それと、夜には凱旋門賞もあります。
記念すべき100回目の凱旋門賞。日本調教馬も、日本生産の外国馬も、日本人ジョッキーも参加します。
芝の世界一を決めるレースのひとつ。こちらも楽しみですね。
それでは、3日に出走する乃木坂競馬部POG指名馬の紹介へといきましょう。
中京3R 2歳未勝利 芝1400m(10:50発走)
このレースには②マイネルレノンが出走する。
距離短縮がいいと思えた前走だったが、結果的に先行争いに巻き込まれて大敗。以前よりガッと行ってしまう感じになってしまった。
とはいえ、先行できるスピードは魅力。
再びの1400mで前進したい。
中山3R メイクデビュー中山 芝1200m(11:05発走)
このレースには⑭ニシノフォーリーフが出走する。
小岩井が誇る日本三大基礎牝馬であるアストニシメント牝系の出。
じっくりと乗りこまれ、南Wではそこそこの時計を出している。
小柄な馬体でもあり、今持てる力は出せる出来だと思う。
中京4R メイクデビュー中京 ダート1800m(11:20発走)
このレースには①ストライクリッチと⑤ロマンドブリエが出走する。
ストライクリッチの祖母Rags to RichesはベルモントSやケンタッキーオークスを勝っている名牝。そこに父が米三冠馬American Pharoahなのだから、アメリカで走らせたくもなる血統。
追い切りは徐々に良化。
American Phroah産駒で最内枠は気になるも、素質はここでも上位だと思える。
ロマンドブリエはメジロボサツの5×5インブリードというロマンのある配合。
メジロボサツについては寺山修司の本などで是非一度調べてもらいたい。この血統の物語性が分かるから。
1週間前追い切りでびっしりと追い、直前は軽めでも好時計をマーク。仕上がったと言って良さそう。
メジロの血が再び激走する。
中京5R メイクデビュー中京 芝1600m(12:10発走)
このレースには⑧シゲルローズマリーと⑭ダイバリオンが出走する。
シゲルローズマリーはシゲルピンクダイヤ、シゲルピンクルビーの弟。牡馬だからか、ピンクではなくなった。
ディープインパクトとSadler’s Wells持ち牝馬との相性はいいイメージがあるが、それがディープインパクトの仔でも発揮されるとなると、血統的には楽しみ。
最終追い切りの坂路では遅れたが、1週間前のCWは時計的に悪くない。
実戦向きの気性。
ダイバリオンの母フェルミオンは第1回NHKマイルC勝ち馬タイキフォーチュンの妹。近親にクラリティスカイ、セイウンコウセイ、モジアナフレイバーなどがいる、スピードとパワーに富んだ一族だ。
南Wで伸びやかな動き。
初戦から動ける血統。
中山5R メイクデビュー中山 芝1800m(12:25発走)
このレースには⑪ウィズグレイスが出走する。
母カラライナはエイコーンSやCCAオークスなどを勝った名牝。
1週間前追い切りでは南Wで5F65秒2-ラスト1F11秒7という好時計をマークし、ハヤヤッコに先着している。
最終追い切りも南W馬なりで5F65秒8-11秒6。
これだけ動けば負けられない。
中山9R サフラン賞 芝1600m(14:25発走)
このレースには①シゲルイワイザケ、②レディバランタイン、⑤リアグラシア、⑧ビーオンザマーチが出走する。
いよいよシゲルが本気を出したと言われたシゲルイワイザケ。新馬は味のある勝ち方だった。
最終追い切りは前走ほど時計が出ていないが、これは前回が時計の出やすい馬場であったから。走り自体は良くなっている。
昨晩再び降った雨の影響があれば、中山競馬場の芝は内から乾いて走りやすくなるのが通常。内から抜け出しを図りたい。
レディバランタインの新馬はかかり気味に押し出される形でハナに。それでいながら最後に伸びて逃げ切るのだから、素質の高さをうかがえる。
追い切りは馬なりで好時計を連発。
気性的に距離短縮も良さそう。
リアグラシアの前走は内にささり気味でありながらの差し切り勝ち。やはり能力は高い。
現状能力頼みであるが、追い切りは前走以上の時計をマーク。
素質はまだまだ上を狙えるものを持っているだけに、ここでも。
ビーオンザマーチの新馬は若さを見せながら追って伸びてのもの。
南Wでの追い切りで上り3Fで37秒台を連発するなど、初戦以上の出来。
血統的に中山に代わるのもプラス。