46度の坂を駆け上がれ

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2020年日本プロ野球予想(パリーグ編)

いよいよプロ野球が開幕する。

コロナウイルスの影響で本来の時期より3か月遅れての開幕。いまだに感染者はおり、感染拡大防止のために球場に観客を入れないでの試合となるが、それでも野球が始まるということは、人々に夢と希望をもたらしてくれるのではないだろうか。

大変な時期だからこそ、野球の力を信じたい。夢や希望に満ちあふれるプレーを、試合を、たくさん見たい。

野球が開幕する直前の昂揚感。この時点では、どの球団も横一線。それぞれ思い描く未来がある。

最後に栄冠をつかむのは、どの球団か。毎年のように予想してみる。

 

【総論】

基本的に六連戦。移動はあまりないとはいえ、例年以上にタフな日程。

そうなると、問われるのはタフさと層の厚さ。それと、やりくり上手さ。

計算できる先発投手6人を揃えるのは難しく、例年以上に中継ぎ、抑えの負担は出てくると思われる。

例年よりシーズンの期間は短く、それでいて試合数はそこまで減らない。怪我の心配も出てくるし、怪我が長引けばシーズンの大半を棒に振る。

できるだけ怪我を少なくいい状態の選手を使う戦略的なやりくりも必要となろう。

 

【各論】

それを踏まえて、まずは白いボールのファンタジー、我らのパシフィックリーグから。

1位:福岡ソフトバンクホークス

2位:東北楽天ゴールデンイーグルス

3位:埼玉西武ライオンズ

4位:北海道日本ハムファイターズ

5位:オリックスバファローズ

6位:千葉ロッテマリーンズ

 

はっきり言って大混戦。どこが優勝→日本一になってもおかしくない。

それでも、やはりホークスの総合力が一枚上か。

怪我の影響で千賀が2軍スタート、高橋礼も中継ぎからであるが、それでも先発6人を形成できる層の厚さ(二保がローテに入っている時点でどうなのかと言われそうだが、なんだかんだで昨年終盤からちゃっかりローテに入っているんだよなぁ、二保って)。中継ぎは甲斐野や加治屋が怪我で出遅れるも、岩嵜が復帰し、泉などの若手が育てば質・量ともに充実したものになる。ここはホークス最大のストロングポイント。

野手陣は、デスパイネ、グラシアルのキューバ勢が出国できない状況で、欠いてのスタートとなるが、それでも昨シーズン殆ど怪我で出られなかった柳田が絶好調。打撃職人長谷川も輝きを取り戻し、バレンティンが加入。上林が復調し、コロナで自粛期間中に「熱男リレー」を考案した松田も健在となると、破壊力は衰えない。

課題は守備力であるが、終盤での守備固めができる層がホークスにはある。

ベストメンバーが揃うまでは5割をキープし、勝負所でベストメンバーを擁して一気に突き放す。そうすれば、3年ぶりの優勝も達成できるだろう。

【期待の若手選手】

栗原陵矢:おそらく開幕戦ファーストでスタメン。登録は捕手であるが、打力を活かして今季は捕手以外での出番も増加しそう。打球に角度をつけるのが抜群に上手。この打撃技術がシーズン中ずっと維持できれば、ホークスの層はさらに厚くなる。

柳町達:慶應義塾が生んだ天才打者。状態のいい時はどんな球でもヒットにしてしまう打撃技術の持ち主。内外野守れるユーティリティーさも持ち合わせている。開幕1軍スタート。若き血で躍動してもらいたい。

リチャード:飛距離は柳田以上の怪物。オフの台湾リーグでも活躍。今期は1軍でもその打棒を見たい。

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若月佑美さんがこう言ってくれるくらい、リチャードの出番があるといいですね

 

イーグルスは積極的な補強によって、12球団でも有数の層の厚い球団となった。

注目は涌井。練習試合終盤では好投を続け、完全復活の予感を抱かせた。涌井が2桁勝てば、間違いなくイーグルスはAクラスになろう。涌井ファンとしては、最多勝のタイトルを獲ってもらいたいくらいだが。

その他の投手陣も、則本に岸のWエース松井裕樹が先発に加わり、後ろも昨年活躍した森原やブセニッツの他に酒居、牧田らが加入。充実してきた。

守備はセンターの辰巳を中心に悪くなく、茂木が怪我無くやれれば安定したチームとなろう。

打撃陣は、有数のユーティリティープレイヤー鈴木大地が加入。これで戦略のバリエーションも増え、怪我人が出た際のバックアップも可能となる。

課題は捕手か。太田光、足立、堀内、山下などの併用となるだろうが、ある程度軸になってくれる捕手がいないと。涌井がマリーンズ時代に田村を育てたように、誰かが育ってくれればいいのだが。

ただ、課題の捕手で他球団に差をつけられなければ、優勝も見えてくるだろう。

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イーグルスファンと言ったら久保史緒里さん。今年はイーグルスガールにも就任していますし、久保ちゃんの喜ぶところは見たいですね。

【期待の若手選手】

津留﨑大成:Twitterでは何度か紹介した投手。いつの間にかおひさまになっていた。トミージョン手術を乗り越え、大学4年で躍動。筋トレマニアでもあり、そこから繰り出される剛速球は見もの。

 

ライオンズの場合は、先発云々関係なしに、打力で打ち勝つのが最重要。

武器は他の球団の捕手と比べて50点以上貢献した森友哉の打撃。それと、二遊間の守備。他球団が苦労するところで大きく得点を伸ばし、失点を防いできた。

ただ、今季秋山翔吾がメジャー行き。打撃での貢献度は高かっただけに、その穴を埋めるのは至難。金子侑司がセンターにつくことになるだろうが、金子の守備指標の高さはレフト時でのもの。センターでもそのまま優位性が保てるかというと、わからない。

加えて両翼の打撃力の弱さも課題。木村が練習試合では活躍しているが、それがシーズンでも続くかというと、疑問なところもある。

そうなると、新加入のユーティリティー外国人スパンジェンバーグを上手に活用したり、若手の成長を促したりすることが必要となろう。

まあ、誰かが抜けたらその穴を埋める野手がすぐ出てくるのがライオンズの伝統であり、だからこそライオンズがずっと強かったわけだが。

投手に関しては、思ったほど悪くないのかもしれない。特に今井達也が成長したと感じる。中継ぎも一時期より量も質もよくなってきたので、平井や増田の勤続疲労さえなければ大きなマイナスとなることは避けられるのではないか。

課題は層の薄さ。ただ、不思議とレギュラー陣がタフで怪我をしないのは、山賊故か。

投手陣が昨年ほどマイナスにならず、野手も怪我人が出なければ、3連覇も描けるだろう。

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向井葉月さんは自宅にライオンズのユニフォームを飾るほどのファン

【期待の若手選手】

鈴木将平:2年連続でこの欄に登場。スピード感あふれるプレーが魅力。昨年は1軍でのプレーも経験。それを活かして今年外野争いに加わるどころか、一気のレギュラー定着も目指したい。背番号が46なのは、乃木坂ファンであるから。「SUZUKI」で46番なので、絢音ちゃんファンならライオンズ戦でも乃木坂のイベント時でもユニフォームを使用可能。鈴木自身はなーちゃんファンだったけど、今のメンバーだと誰推しなんでしょうかね?

 

周期でいえば、今年はAクラスのファイターズ。

賛否あったオープナーは今年ならより効果が出そう。ロドリゲスの離脱は痛いが、今年はマルティネスが怪我から復帰。こちらもケガから復帰の上沢含めて上手に回していけば、投手陣は何とかなりそう。

課題は内野の攻撃力。ただ、渡邉諒が成長し、シーズン通じてセカンドで起用できれば、そこは改善。もう一つの穴であるサードも今年は横尾が好調であるし、野村という魅力十分な若手もいる。

西川ー大田の外野陣は攻守ともに優れており、二人が上位打線で機能すれば得点力は引けを取らない。

不確定要素もあるので4位予想だが、もちろんAクラス、それどころか優勝の可能性すらある。

【期待の若手選手】

野村佑希:本文でも述べた期待の大砲のひとり。練習試合で放ったホームランを見ると、サードのレギュラーで使いたいくらい。

万波中正:ロマンの塊。横浜高校時代、当たればホームランなんだろうなぁ、というスイングを幾度も見せていたが、同時に三振も多かった。プロでも三振は多いが、意外と早く順応。2軍とはいえ14本塁打を放ち、その素材の高さを見せつけた。練習試合でも特大のホームランを打っており、外野争いの一角としての出番もありそう。

 

バファローズの課題はとにかく打撃力。ロドリゲスに加えて超一流メジャーリーグプレイヤーであったジョーンズも加入し、破壊力は急上昇。ただ、二人とも海外ではフリースインガーであったため、日本野球への対応も含めてバファローズの課題である出塁率向上にどれだけ寄与できるかはわからない。

そうなると、トップバッターにも抜擢されるのではないかというT-岡田の復活がカギを握りそう。

昨年大きな穴だった捕手の打撃であるが、若月が結婚を機にそれなりに打ってくれれば。2割5分じゃなくていい。2割打ってくれればいいから。

守備はいいイメージもないが、大きな穴もなし。特に安達は体調面の心配さえなければ安定した守備力を持っており、使い続けたい。

投手は山岡、山本由伸という球界を代表する投手がいるし、若手で伸びそうなのもいる。

不安材料はもちろんあるが、楽しみも大きいのが今年のバファローズではないだろうか。それなのに5位予想ですか…。

【期待の若手選手】

本田仁海:高校時代から素質を見込まれていた投手が、肘の怪我を乗り越えて大きく成長。ストレートの最速は154キロまでなった。変化球を磨けば1軍デビュー、そこからの活躍も期待できる。

吉田凌:2年連続この欄に登場。本当にあきらめきれない。高校時代に見た切れ味鋭いストレートとスライダーは忘れられない。なお、なのださんは昨年の京セラドームで行われたバスラのとき、吉田凌のマフラータオルを買った模様。

 

最下位予想であるが、マリーンズも決して弱いわけではない。

昨年の先発投手陣は、守備指標でいえば一番良かった。イニングを食うことができる涌井の流出は痛いが、数自体は揃っている。あとは種市や岩下、小島といった若手がさらに成長できるか。ただ、絶対的柱になりそうな投手がいないので、そこをどうするか。

中継ぎ陣も絶対的な安心感はないが、質・量ともに悪くはない。

長打力もレアードの加入にホームランラグーンの影響もあってか向上。

ただ、課題として残っているが守備陣。とくに遊撃手。藤岡に平沢と期待されている選手はいるものの、現状では打撃・守備両面で物足りない。

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柴田柚菜さんはマリーンズのジュニアチアも経験したことがあるほどのマリーンズファン。藤岡裕大の応援歌を披露したこともあるのだから、藤岡には頑張ってもらわないと。

魅力的な若手野手は揃っているので、上手に育てばAクラスも十分可能だが、他の球団よりも全体的な上乗せが少なく思えるので、こんな予想に。

【期待の若手選手】

福田光輝:攻守ともにはつらつとしたプレーが持ち味。小・中・高では全国優勝を経験。大学でもリーグ戦優勝を経験しており、勝ち方を知る男。加えて小・中・高・大すべてで主将を務めており、人間性も魅力。

安田尚憲:期待の大砲が開幕1軍登録。2年間じっくり育てた成果を出したい。

 

…このペースだとセリーグの予想はプレイボールに間に合いませんねぇ…。