先週のジャパンカップは大いに盛り上がった。
三冠馬三頭の激突。期待に違わぬ熱戦は、アーモンドアイが引退の花道を飾るという形で幕を閉じた。
追いすがった無敗の三冠馬2頭。レースに出ているのは三冠馬だけでない、一矢報いろうと頑張ったほかの馬たち。どの馬も頑張った、いいレースだった。
さて今週はダートのチャンピオンを決めるチャンピオンズカップ。オメガパフュームこそ出ないものの、国内無敗のクリソベリルに期待の新星カフェファラオなど、かなり楽しみなメンバーが揃っている。
しかし、盛り上がり具合は、となると、かなり寂しい。
ダートレースだから軽んじられている。そうであるならば、ダート競馬好きの自分として悲しいことだ。
スタートからの激しい先行争い。砂塵を巻き上げ駆け抜ける迫力。スピードとタフさを兼ね備えなければ、ダート競馬の頂点に立てない。
そんなダート競馬の魅力に取りつかれた自分としては、今回のメンバーで盛り上がらないことに不満を感じてしまう。
JRAは芝の競馬が中心なのは、成り立ちからやむを得ない。だからといって、ダートを格下と見る風潮はどうなのか。
ダート競馬にもっと光を。
だから、現在のダート競馬界のスターであるクリソベリルには、少なくともJRAのレースでは負けてもらいたくない。
◎クリソベリル
相手は、かつてのダートチャンピオンであるゴールドドリームに敬意を表して。
後は、安定のチュウワウィザード、ユニコーンSで抜け出したときには世界が見えかけたカフェファラオ。
穴っぽいところだと、混戦になればアナザートゥルース、中京で距離延長ならタイムフライヤーあたりも。
そんなところです。