史上初の無敗の三冠牝馬に、父と同じ無敗の三冠馬、そして芝のG1級競走史上最多の8勝をした牝馬三冠馬が激突。今年のジャパンカップは日本競馬史上に残る決戦となった。
やはり、府中の芝2400mで行われるジャパンカップこそ、日本の芝王者決定戦に相応しい。久しぶりにジャパンカップが盛り上がってうれしく思う。
そして、ジャパンカップといえば、外国馬の出走。世界に通用する馬をつくるために創設されたのがジャパンカップなのだから。
その意味でも、今年コロナ禍という大変な状況でありながらジャパンカップにやってきたウェイトゥパリスには感謝したい。
サンクルー大賞典を勝ち、実績もある馬。日本の馬場適正はわからないが、コジーン等日本でも馴染みのある血が入っていて、面白味はある。一時期Cデムが主戦だった同馬を、兄のミルコが乗るのも楽しみ。決して侮れない一頭だと思える。
そういえば、今週堀未央奈さんが乃木坂46からの卒業を発表。乃木坂は現在セブンイレブンのアプリで「乃木恋デイズ」というミニドラマを流している。ジャパンカップ当日が最終回で、堀未央奈さん出演作品。そのタイトルが「フランスに行っても」だから、ウェイトゥパリスが来てもおかしくない()
とはいえ、中心となるのは、やはり三冠馬3頭。そして、どの馬が勝って王者になるのか、というのが見どころであろう。
引退の花道を飾るか、芝G1最多の8勝をあげ府中芝2400mのレコードホルダーでもあるアーモンドアイ。
父と同じ無敗の三冠馬、ジャパンカップも親子制覇といきたいコントレイル。
史上初の無敗の牝馬三冠、こちら勝てば父娘でジャパンカップ制覇となるデアリングタクト。
どの馬にも強調材料と不安材料がある。
自分は、コントレイルを本命とする。
3頭の中では、府中芝2400mの適性は一番。父ディープの俊敏さと母父Unbridled's Songの爆発力が融合された脚。牝系を辿れば競馬史に残る名繁殖牝馬La troienneに行きつく良血なうえ、近親Essential Qualityがブリーダーズカップジュベナイルを制するなど、活力もある血だ。
懸念は菊花賞での疲れだが、Unbridled’s Songの血は気力が充実している時なら疲れを感じさせないおそろしいまでの走りをする。
ディープにUnbridledの血が合うと信じてつけてきたノースヒルズの執念。これが、現在世界最高の血統であり、馬だということを見せてもらいたい。
こういうレースは一番強いと思っている馬(あるいは応援している馬)の単勝だけ買って観戦するのが一番、と思うが、一応相手。一番手はアーモンドアイだろう。ピークは過ぎた感はあるも、それでも速い馬。無事に引退レースを走り切ってもらいたい。
3頭以外だと、キセキとかユーキャンスマイルとか。
そんなところです。
こんな素晴らしいレース。楽しみましょう。
そして、全馬無事完走を。