46度の坂を駆け上がれ

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セレンディピティ ~羽田盃の予想~

世の中には、偶然素敵な出来事に遭遇することがある。それを「セレンディピティ」という。

「偶然」とあることから、なにが素敵な出来事に結びつくか、わからない。セレンディピティといわれるものでも、失敗から生まれたものもある。

すなわち、素敵な出会いを逃さない行動がセレンディピティでは重要であり、その意味では「偶然」だけではなく「必然」とも呼べるものなのかもしれない。

 

昔のスポーツ新聞の記事にあった気がするだけなので、間違っていたら申し訳ない。馬主である山口夫妻は「偶然運命的な出会いをしたと感じた」から、ハイエストデイの2005にセレンディピティという意味で「セレン」と名付けたと記憶している。

確かに、山口夫妻とセレンの出会いは「偶然素敵な出来事」だったのかもしれない。

素敵な出来事の一つは、もちろんセレンが南関東で活躍したこと。

そしてもう一つは、セレンと同じ牧場の生まれ、同じ馬主、さらに言えば、所属厩舎(佐藤賢二厩舎)も主戦騎手(石崎隆之騎手)も同じだったチャームアスリープという南関東牝馬クラシック三冠馬がいたことだろう(改めて成績を見たらチャームアスリープ石崎隆之騎手はほとんど乗っていませんでした。主戦は内田博幸騎手です。訂正いたします)。

その縁で、セレンとチャームアスリープの種付けがなされることとなった。

 

セレンはあくまでも南関東で活躍した馬であり、他のJRAや海外で活躍し、種牡馬となった馬に比べたら、どうしても種牡馬としての人気は劣る。産駒は全世代合わせて6頭しかいない。

チャームアスリープは若くして亡くなってしまった。

そんなセレンとチャームアスリープの配合で生まれたのがブラヴールである。ブラヴールはチャームアスリープ最後の産駒でもある。

生産者の想い。馬主の想い。夢と期待を背負い、ブラヴールは両親と同じ佐藤賢二厩舎に入った。

そこからの活躍は記す必要もないくらい、知られるところとなった。クラシックトライアル、京浜盃と連勝し、南関東クラシックの中心となる一頭になった。

強力なライバルはたくさんいる。

少頭数であるが、正直言って予想が難しいメンバーだ。それだけ力の差が少ないともいえる。

ならば、想いに託す。

考えてみたら、昨日の大井競馬、東京プリンセス賞は、東京プリンセス賞馬アスカリーブルの仔アクアリーブルが制した。最終レースはこれまた東京プリンセス賞ネフェルメモリーの仔ネフェルリリーが勝った。

今日、また、大井競馬で東京プリンセス賞馬の仔が勝つ。

それはもう、偶然ではなく、必然だ。

 

 

馬券的には外枠ティーズダンクを絡めると面白いと思います。

ファンシーアップの前走なんて強いのがばれてしまいましたし、グリーンロードのクラウンカップも試走でしたからね。こういう強い馬は狙いたいです。

あと、砂を入れ替えた大井の中距離ならRobertoの血を持っているのが強いでしょうから、ヴァケーションも見限れません。

ゴールドホイヤーもや山崎誠士なら押さえておかないといけませんしね。

でも、今回はブラヴールにします。

 

そんなところで。