季節外れの大雨が降った前日。一転晴天。しかも、気温は上昇。馬場が読みにくいことこの上ない。
時計を見る限り、砂を補充したのか、前半はタフ馬場→全体的に水分となじんてきた？という感じ。
差しが届くというよりは、前がバテるという印象か。
そこにコーナー6つの先行有利な2100m戦というのは、メンバー構成以上に難解。
期待を込めて◎ヒカリオーソ。
間隔あいた前走は早めに捲られながら最後詰めての3着。使っての方がいい馬で、今回調教の上り時計を見る限り、状態は前走以上。
血統的にタフな馬場はもってこい。強気に逃げて、消耗戦に持ち込みたい。
特に何かが起こらなければ、チュウワウィザードになるのだろう。特に内が重そうな馬場なら、外枠はむしろ好材料。
ただ、今の馬場が向いているかといわれると、微妙なところはある。
2年前に勝っているとはいえ、イメージよりは川崎記念が苦手(他は5着と2着)なケイティブレイブ。それを冬の日差しのせいと考えるか、乾燥した馬場に求めるかはわからないが。
馬場に求めるなら、湿っている今日は好材料。アドマイヤマックスの血が入っている馬が今日の川崎競馬では馬券圏内に来ている。
ただ、全盛期より衰えているのは事実。あとは重い内枠からどう捌くか。
人気の盲点ならミツバだろう。
昨年の川崎記念勝ち馬。タフな馬場でも大丈夫な血統構成。混戦になれば。
アナザートゥルース、デルマルーヴルに関しては、道中の動き次第になるか。勝ちに動くとおそらく終いバテる。じわっと上がって最後まで伸ばすつもりで行けば。
前走報知オールスターカップを捲って制したオールブラッシュ。はまっただけのようにも思われているが、3年前川崎記念を勝った実績馬。前走の時計も優秀で、決して力量的に見劣りはしない。
再度捲るか、あえて静観するか。展開面のカギを握っているだけに、要注意。
メイプルブラザーにとって左回り+湿った馬場は好条件。やや格下も、条件のよさをどう活かすか。
東京大賞典を回避して川崎記念を狙ってきたミューチャリー。間隔をあけてきた方がいいだけに、この調整は予定通り。
川崎は鎌倉記念で驚異のラスト1F12秒ジャストをたたき出したコース。JRA勢に対しても一泡吹かせる。
南関東好きとしては、ヒカリオーソとミューチャリーに頑張ってもらいたいです。
