46度の坂を駆け上がれ

乃木坂競馬部非公認公式ブログ 乃木坂46や競馬のことなどを緩く語るブログ 4ハロンの坂を46秒で駆け上がれ

【乃木坂競馬部POG】ショウナンガッドの2016(アスカナターシャ)

三冠レースが始まり、2017-2018シーズンのPOGもいよいよ佳境。

それにしても、桜花賞のアーモンドアイは物凄かったですね。

1着馬がロードカナロア産駒、2着馬がオルフェーヴル産駒と、新種牡馬の産駒。POGの流行にも変化があるかもしれません。

 

そして、乃木坂競馬部POGの2018-2019シーズンの概要も発表されました。

今年はかなりの参加者が見込まれますので、そうなると悩むのが、乃木坂ちゃんに関係ある名前の馬の指名。探すのも難しいですしね。

そこで、今回は、乃木坂ちゃんに関係ある名前の馬でお勧めなのを紹介します。

それが、ショウナンガッドの2016(アスカナターシャ)です。

アスカナターシャ(牝2)

父:ロードカナロア

母:ショウナンガッド

母の父:フジキセキ

生産:桑田牧場

 

アーモンドアイの桜花賞制覇でさらに評価が高まるロードカナロア産駒。その桜花賞馬アーモンドアイと、アスカナターシャは

ロードカナロア×サンデーサイレンス系+Nureyev系

という点で血統構成が類似しております。

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アスカナターシャの5代血統表

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アーモンドアイの5代血統表

 

母にNureyevの血があるということは、Nureyevのクロスがあるということ。ロードカナロア産駒はNureyev(Special)のクロスがある馬が走る傾向。皐月賞の有力馬の一頭ステルヴィオの場合はFairy King≒NureyevのかたちでSpecialのクロスがあります。

そういうわけで、アスカナターシャも期待大。

 

ただ、ここまでなら、誰でも書けること。それに、Nureyev(Special)のクロス持ちの馬なら、決して少なくない。もう少し独自性を出さないと。

そこで、注目するのが母父フジキセキ

キングカメハメハ×母父フジキセキは意外なまでに走る馬が現れませんでした。

しかし、キングカメハメハの子ロードカナロアと母父フジキセキの組み合わせは、初年度から現時点で3戦3勝、オープン勝ちのあるアンフィトリテを輩出。ほかに勝ち馬は出ていませんが、2着、3着に入ったことがある馬は、デビュー10頭中5頭と、決して悪くない成績。

個人的には、もっと走る産駒が現れるのではないか、って思っています。その根拠が、In Realityを刺激するクロス群。

ロードカナロア×母父フジキセキの場合、5代血統表を見ると、単純にIn Realityのクロスが発生しているように見えます。

ただ、同時に、ロードカナロア3代母Super Lunaとフジキセキ2代母Marston's MillはIn Reality×Bold Ruler+Princequillo+Hyperionという類似の血統構成。そして、Marston's Millの母Millicentは、ロードカナロアに入っているStorm Catの母Terlinguaと同じくBold RulerPrincequillo、Eight Thirtyの血を持っている。

そもそもロードカナロア自体がラストタイクーンStorm Catにあるニアリークロスな関係で成り立っている馬なわけで(Northern Dancer+Nasrullah+Princequillo+Tom Fool(≒First Rose(Menow×Teddy+Plucky Liege)))、Storm Catを刺激することによって、ロードカナロアの良さも引き出されるのではないか、と思うのです。

そのうえ、Eight ThirtyとIn Realityの組み合わせと言えば、War Relicのパワーを引き出す効果を発揮する配合として有名。

以上のことから、ロードカナロアフジキセキは、うまくいったら物凄い産駒が生まれるのではないか、と思うのです。

 

つまり、アスカナターシャは、ロードカナロア産駒でいいといわれている

・Nureyevのクロス

を持つだけでなく、

・In Realityを刺激するクロス群

があることにより、パワーも補強されるのではないか、ということを言いたいのです。

そして、アーモンドアイがパワーたっぷりなSex Appealの牝系でありながら桜花賞を制したように、ある程度パワーを補強した方が、緩さのあるロードカナロアの場合、早い時期から走れる、ということなのだと思います。

 

ひとつ気になるのが、アーモンドアイ、ステルヴィオ、アンフィトリテにあるAlibhaiのクロスがないこと。

ただ、Alibhaiのクロスがロードカナロア産駒において有効なのは、Hyperionの血があるからだと思います。

この点に関しては、BlakenyのクロスでHyperionは補強されますので、大丈夫だと思いたいです。

 

それと、こちらはアスカナターシャ特有の話ですけど、ニンバスの血が入っているということ。

アーモンドアイにしろ、ステルヴィオにしろ、持続的に加速していく脚が特徴。それって、NasrullahHyperionの影響が大きいと思うのです。Nasrullahを持った持続的な脚を伝える血と言ったら、Grey Sovereignが有名ですけど、ニンバスはGrey sovereignの半兄。父がNasrullahではなくNearcoとなっていますが、そもそもNearcoNasrullahの父なわけですし、Nasrullahの血はロードカナロアの方からたくさん入れられる。

ニンバスの血が、より持続的に加速する脚を引き出してくれるのではないか。そんなことを思ってしまうのです。

 

そういうわけで、アスカナターシャは、血統的にかなり面白い一頭なのではないでしょうか。飛鳥ちゃんのように、しなやかで、かつ、のびのびとした馬になってほしいです。