◎パクスアメリカーナ
○ギベオン
▲ミスターメロディ
△タワーオブロンドン
☆テトラドラクマ
穴リョーノテソーロ
穴フロンティア
ペースが淀みなく前傾ラップになりやすいのがNHKマイルカップの特徴。そのため、アメリカ血統の馬が好走する傾向にある。
特に強いのがフレンチデピュティ系。
パクスアメリカーナの血統は、NHKマイルカップにおいて最高ともいえるもの。クロフネ産駒はクラリティスカイ、アエロリッドと2勝。クロフネ自身も同レースを勝っている。
また、パクスアメリカーナの全姉ホエールキャプチャは府中マイルのヴィクトリアカップを勝利。
府中のマイルでこそ活きる血だ。
前走内枠でも頑張っての2着。今回5枠10番ならレースはしやすい。
不安があるとすれば、左回りでささる癖があること。
それと、あまりにも「完璧すぎる」血統であるということだ。逆説的に、府中マイルで強い馬は、3歳春ならクラシックに出なければいけない。府中のマイルで強さを発揮するなら、力でクラシックレースでも好走するできるはずだから。事実、姉ホエールキャプチャも、この時期はオークスに出ていた。
それでも、ここでは「完璧さ」に賭ける。
高速馬場の府中なら、もちろんディープインパクト産駒も。距離短縮も加味してギベオンに期待。
ケンタッキーダービーを制したジャスティファイはスキャットダディ産駒。スキャットダディはアメリカでダート、芝共に走る産駒を輩出し、リーディングサイヤーになったこともある。
そのスキャットダディ産駒がミスターメロディ。マイルは未経験も、厳しい条件をこなすのがスキャットダディ産駒の底力。
アーリントンCは評価できるもの。当然タワーオブロンドンも。
府中で自ら淀みないラップを刻んで逃げ切ったテトラドラクマも好走可能。
穴なら今年もテソーロ。左回りで内枠は好条件。